— 事業の目的 —

 私たちは、山鹿市の「山村・都市交流施設たかとり自然共育センター『木馬館』と共に、20数年に渡って山村と都市の交流を図り、こどもたちの自然共育活動をされてきた「やまびこ山村塾」跡地を活用して、新たに熊本県北地域の移住定住促進のためのターミナルスポットを創ります。

 また文化・芸術の振興を図り、多世代が自然の中で遊び、集まり、ほっとできるような里山地域の交流施設として菊鹿「みんなの森」を創ります。

私たちNPO21世紀環境研究会は、発足して10年が過ぎ、現在菊池市にも里山暮らし応援隊の事務所を構えて活動をしております。現在、私たちの活動を通して菊池市、山鹿市を中心に県内に約200家族の方々が、移住されています。

 この度、事務所を少子高齢化が加速する中山間地域の場所にも設立し、自然の中での里山暮らしの体験や発信をしていきながらも、移住先を探すために必要な宿泊施設や、住居のマッチング、そして移住定住の際必ず問題となる雇用の場を、移住者と協力しながら外部からの目線やアイディアを活かし、地域と共に取り組んで行ける場、災害時における避難場所等を創りたいと考えております。また、孤立しないためのコミュニティーや集いの場等を含めて創造していきます。

 地域の方と繫がり、匠の掘り起こしから、伝統の継承や多世代間の交流の機会などを作り、これからの高齢者の生きがい作りや介護予防にも繫がるクラインガルテン等の農的活動にも積極的に取り組んでいきたいと考えております。

 地域の縁側としても開放し、施設周辺の豊かな環境を活かし、自然の中で癒され、快抱されながら、度々訪れたくなる様な場所として利用できるように、ツリーハウスやビオトープ、遊具などで楽しくあそべる場を作り、地域の方や都市部や他県の人々の集いの場や民泊の機会を創ります。

 山村塾という教育の場であった背景もある事から、自然遊びや園芸、絵画、ものづくりや、料理など様々な分野の文化や芸術にふれるイベントを開催し、子どもから高齢者まで年齢を問わず純粋に学び、遊び、自分の世界を拡げる場として新たに生まれ変わり、講師、アーティストとの交流や、旅行者、地域の方と移住者等様々な世代の人々が交流ができる施設として“みんなの森”を企画、運営していきます。